連載第14回 サンドラ・ヘフェリンの醤油二度づけ禁止令~外国人をお寿司屋さんにつれて行こう~

外国人が“お寿司”を食べる際に生じるハプニングとは…?

来日20年、ドイツと日本のハーフであるコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンが “お寿司” にまつわる「あんなことやこんなこと」について、語ります!

 

一年の〆は「なでしこ寿司」で

 

先日、何年かぶりに秋葉原に行ってまいりました。お目あては電化製品でもなくメイド喫茶でもなく、はい、もちろん「お寿司」です。

 

そう、「なでしこ寿司」にこのたび行ってきました!ご存知の通り女性が寿司を握るお寿司屋さんです。

Trip Advisorはもちろん、ワシントン・ポストなど海外のメディアでも紹介されています。

 

「なでしこ寿司」の店の前はこんな感じ。

 

 

雑居ビルの2階に階段で上がって・・・到着。入口、かわいいですねえ!

 

 

 

お店の中はこんな感じ。カウンターの席に案内されました。

 

 

ちょっとドキドキ。何を隠そう、今晩わたしは一人。ランチはともかく、夜一人で食べに行ったり、一人で飲みに行くことはないので、ちょっと緊張。というか、かなり堅くなってます、私。「仕事だし、サッと注文して、サッと写真を撮って、サッと帰ろう!」と心に決めて席に座ります。

 

まずは緑茶ハイを頼みました。

 

 

 

メニューはこんな感じ。英語表記もあって、外国人観光客に優しいです。

 

 

 

「野菜寿司セット」を頼んでみました。

 

 

この「野菜寿司セット」は、いわゆるニッポンのクラシカルなお寿司屋さんでは見かけないメニューなので、女性職人さんに聞いてみたら、「欧米人のお客さんの中にはベジタリアンも多いので、発案したメニュー」なんだそう。「どこの国のお客さんが多いですか?」と質問したところ「オーストラリア」とのことでした。

 

答えて下さった方はこの方です。一人で来た私に色々話しかけてくれる優しいお方でした。

 

初体験となるレンコンのお寿司を口を大きく開いて食べたり、トウモロコシのお寿司を色んな角度から眺めたりしていたら、同じくカウンターにいたアカデミックな雰囲気のサラリーマン3人組から、声をかけられました。話をしていくうちに、ニッポンと外国のあんなことやこんなことについて、酔いも手伝って、私はすっかり饒舌に。「よければ日本酒をご一緒にどうぞ」と言われ、即承諾。

 

 

 

新潟県南部、南魚沼市の「鶴齢」(かくれい)です。ところで、今日はお寿司といえども実はまだ野菜しか食べていません。でも日本酒にはやっぱり野菜より魚!!というわけで、まずはカンパチを頼みます。

 

 

 

続けてエンガワとホタテを。どれも美味です。「なでしこ寿司」では館山(千葉)の港から直送の魚がメインなのだとか。

 

 

 

・・・っと先ほどのアカデミックな雰囲気のサラリーマン3人組が騒がしくなりました。「ロシアンルーレットをやります!」とのことで、気が付いたら私もゲームに参加していました。さて、ロシアンルーレットの内容でございますが、こちらになります。

 

 

 

はい、こちら「ねぎとろ軍艦」です。こちらの、どの一貫にワサビが大量に入っているか・・・?を「食べて確かめる」というお遊びです。見た目に騙されてはいけません。上に、ちょこっとワサビが載っている軍艦が危ない!と思うのは素人なんだそう・・・

 

というわけで、何回かに分けて皆でルーレットいたしましたが、そこは優しい「なでしこ」の寿司職人さん。当たりは当たりでも、ちゃんとワサビの量は調整してくれていまして、誰も極端に悲惨な状態にはなりませんでした。

 

アカデミックなサラリーマン3人組からも、お店からも「これは、あくまでも、この3人が発案したゲームであって、お店自体がゲームをやっているわけではない」と念を押されましたので、こちらに記しておくこととします。でも楽しかったなあ。

 

そんなこんなで、「サッと座って、サッと写真を撮って、サッサと帰る」・・・はずが、気がついたら「見知らぬ人とゲームに参加している」という思わぬ展開の夜となりました。これも「なでしこ寿司」のおかげです。ちなみに3人組サラリーマンは常連さんだそう。

 

あ、「なでしこ寿司」では女性が寿司を握っているので、お客さんに関しては、男性だけかな?と思っていたのですが、その夜、女性一人で来ているのはさすがに「私だけ」でしたが、カップルで来ている男女がいましたし、外国人カップルもいました。店長はこの日は不在だったのがちょっと残念でしたが、土曜日にいらっしゃることが多いとのこと。また来年2019年に土曜日トライします!みなさん、よいお年を。

 

 

次回の更新は2019年1月を予定しております。

 

 

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サンドラ・ヘフェリン

コラムニスト。ドイツ・ミュンヘン出身。日本在住20年。 日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、日本とドイツを比べながら「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ)、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ」(ヒラマツオとの共著/メディアファクトリー)、「爆笑! クールジャパン」(片桐了との共著/アスコム)、「満員電車は観光地!?」「男の価値は年収より「お尻」!?ドイツ人のびっくり恋愛事情」(流水りんことの共著/KKベストセラーズ)など計12冊。ホームページは 「ハーフを考えよう!」 http://half-sandra.com/