NEW 連載第13回 サンドラ・ヘフェリンの醤油二度づけ禁止令~外国人をお寿司屋さんにつれて行こう~

外国人が“お寿司”を食べる際に生じるハプニングとは…?

来日20年、ドイツと日本のハーフであるコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンが “お寿司” にまつわる「あんなことやこんなこと」について、語ります!

 

10円スシに舌鼓を打つ歌舞伎町の夜

 

久しぶりに歌舞伎町(東京 新宿区)に行ってきました。夜の歌舞伎町、いいですね~。なんだか探検気分です。

 

ネオンがいっぱい、看板がいっぱい。まさに外国人が想像するニッポンの都会はこんな感じ。

 

ただ看板などをよく見ると、やっぱりちょっと怪しいですけどね。。。

 

歌舞伎町を歩きながらワクワク。目当てはもちろん「スシ」です。歌舞伎町の一角に「10円」でお寿司が食べられるお店があると教えてもらい、編集者さんとともに向かったのでした。でも色んな路地があり、迷ってしまい、二人で夜の歌舞伎町をぐるぐる・・・・

 

・・・見つけました!その名も「名前のない寿司屋」です。

入り口はこんな感じ。

人気店みたいで満員でした。なので待たせてもらうことに。隣りには占いのお店があったりして、ちょっぴり怪しげな路地という感じがいいですね。何を隠そう私はこの手の路地が大好きです。

 

 

 

ほどなくして席があいたので、中へ。

こじんまりとした店内は立ち食いスタイル。さっそくビール(編集者)と緑茶ハイ(私)で乾杯。すると我々の後ろにいたカップルから「ブリを10貫ください」の声が。「10貫・・・!」と驚き、ふと壁に目をやると「本日の超特価 ぶり1貫10円」とあるではありませんか。

 

 

「名前のない寿司屋」は毎日違うネタが「10円」になるんですって。そして「今日の10円ネタ」はブリというわけなのでした。

というわけで、我らもブリを頼んでみました。こちらです。

 

さっそくいただいてみると、とても10円とは思えないお味。このまま、こちらは10円ではないのですが、イクラ、トビッコ、など色々頼んじゃいました。

 

 

私はお箸でパクッと、慣れている編集者さんは手でパクッと。

お酒も進んだところで、いま世間を騒がせている10円寿司に絶対縁のなさそうなG元会長のニュースを肴に話が盛り上がりました。

 

それにしても、寿司ネタが「10円」なのもすごいですが、ほかのネタもリーズナブルです。

 

どれもおいしいし、寿司職人さんも堅めですが親切で、全体的に丁寧な印象。

 

大満足で外へ出て、改めて入り口にある看板を見てみると、観光客向けに“Welcome to Japan”と英語の挨拶があったり、寿司ネタに関しては、【英訳】はもちろん、【ネタの日本語での発音がローマ字表記】されていたり、外国人に優しい印象です。

 

この「名前のない寿司屋」はSushi bar with no nameという名前で、英語のサイト(https://favy-jp.com/shops/260187 )にも紹介されています。私自身に関しては、水商売が盛んなエリアで「名前のない寿司屋」と聞くと、「昔の名前で出ています」的なものを思い出してしまうのですが、それだけニッポンにドップリ浸かっているということでしょうか・・・。

 

なにはともあれ、編集者さんのおかげでいいところを見つけてしまいました。「来年は外国人のお友達を連れて、先ほどのカップルのように「10円寿司を10貫!」とか豪快な(?)頼み方をする!」と心に決めたのでした。

 

次回の更新は12月中旬を予定しております。

 

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サンドラ・ヘフェリン

コラムニスト。ドイツ・ミュンヘン出身。日本在住20年。 日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、日本とドイツを比べながら「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ)、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ」(ヒラマツオとの共著/メディアファクトリー)、「爆笑! クールジャパン」(片桐了との共著/アスコム)、「満員電車は観光地!?」「男の価値は年収より「お尻」!?ドイツ人のびっくり恋愛事情」(流水りんことの共著/KKベストセラーズ)など計12冊。ホームページは 「ハーフを考えよう!」 http://half-sandra.com/