連載第7回 サンドラ・ヘフェリンの醤油二度づけ禁止令~外国人をお寿司屋さんにつれて行こう~

外国人が“お寿司”を食べる際に生じるハプニングとは…?

来日20年、ドイツと日本のハーフであるコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンが “お寿司” にまつわる「あんなことやこんなこと」について、語ります!

 

やたら、いそがしいドイツの回転寿司

 

8月は夏休みでドイツはミュンヘンの実家に帰っておりました。ミュンヘンに到着後、しばらくは地元のソーセージやらハムやらに夢中でしたが、数日経つと、気になるのはやっぱり・・・SUSHIでございます。

というわけで、ミュンヘンの回転寿司に行ってまいりました。

ここミュンヘンの街の中心部にも近いGoetheplatzの駅から徒歩2分のところにある回転寿司屋さんJapan Restaurant Tsuki-Jiです。店名が書かれている看板の上にあるドイツのビールメーカーのPAULANER MÜNCHENといい感じにコラボしてます。それにしても「築地」(Tsuki-Ji)だなんて期待させるじゃあありませんか!

入ってみると・・・お寿司がちゃんと回ってます! 一安心。しかもレーンが二段になっていて、色使いもかわいい店内です。レーン沿いには一人用の席もあれば、4人席もあり、キレイ系の女性4人組が楽しそうに食事をしていました。

 

私は一人用の席に案内され、緑茶を頼むものの出てきたのはなぜかジャスミン・ティー。でもお茶、おいしかったので、オッケーとしましょう。

 

そんなことよりもレーンを前にして、ビックリ。回っているお寿司は一個一個透明な丸い蓋で覆われています。

 

しかも、レーン全体と客席の間には透明な「ドア」があり、このドアはふすまのように横に開け閉め出来るようになっています。

ですので、「あ!あのお寿司が食べたい!」と思ったら、ドアを開けて、寿司を取って、ドアを閉めて・・・と、なんだかとっても忙しい。

そして取ったお寿司は、蓋を取って、お寿司を食べて、お皿と蓋を別々に積み上げて・・・・と、ここもまた忙しい。

食べている途中、「あ、あれ食べたい!」と思うと、またドアを開けて、お皿を取って、ドアを閉めて、蓋をとって、蓋を横において・・・の繰り返しで、随時本当に大忙しでございます。

回っているネタは、サーモン、海老、お新香巻き(たくあん巻き)、カッパ巻き等、私が思っていたよりも豊富でした。(ミュンヘンはヨーロッパの内陸にありますので、そもそもウニやエンガワなどのネタは最初から期待しておりませんでした。)

いい感じ、いい感じ、とゴキゲンになっていたところ、あ、マグロを発見!例のごとく、レーンのドアを開けて、お寿司を取って、ドアを閉めて、マグロを自分の目の前に置いて、蓋をとって、口に入れてみると・・・うん?なんか、甘い?

実は遠くから私が勝手にマグロと勘違いしていたのは、実際にはなんとイチゴでした。

 

これが実物。

上記はイチゴが中に入っているタイプですが、上にイチゴが載っているバージョンもあります。

 

確認(?)のため、もちろん食べてみましたが、う~ん、やっぱりお米の上にイチゴというのは、かな~り不思議な感じです。慣れればおいしく感じるのかもしれないですけど。

それにしても、イチゴのお寿司というのは、欧米では「ありがち」らしいですが、ニッポン人からしたら、ちょっとビックリするネタですよね。でも、こんなんで驚いていてはいけません。

ドイツにはイチゴ以外にもビックリ・ネタがあるのでした。

その話はまた次回。

 

 

次回の更新は9月中旬を予定しております。

 

 

 

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第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

 

サンドラ・ヘフェリン 

コラムニスト。ドイツ・ミュンヘン出身。日本在住20年。 日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、日本とドイツを比べながら「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ)、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ」(ヒラマツオとの共著/メディアファクトリー)、「爆笑! クールジャパン」(片桐了との共著/アスコム)、「満員電車は観光地!?」「男の価値は年収より「お尻」!?ドイツ人のびっくり恋愛事情」(流水りんことの共著/KKベストセラーズ)など計12冊。ホームページは 「ハーフを考えよう!」 http://half-sandra.com/