連載第5回 サンドラ・ヘフェリンの醤油二度づけ禁止令~外国人をお寿司屋さんにつれて行こう~

外国人が“お寿司”を食べる際に生じるハプニングとは…?

来日20年、ドイツと日本のハーフであるコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンが “お寿司” にまつわる「あんなことやこんなこと」について、語ります!

 

ニッポン男子が海外でモテる方法

 

ニッポンを代表する料理といえばSUSHI。これはもう世界の常識です。

SUSHIが世界へと羽ばたきヨーロッパでも寿司ブームが起きているのは「クールジャパン」の観点からも大変喜ばしいことですが、ひとつ困ったことが。

それは、どうも一部のヨーロッパ人が「日本人だったら誰でも寿司を握れると思っている」ということ。

よって、留学などで欧州にいるニッポン人は、たまにぶったまげるようなお誘いを受けることがあります。現地でできた友達に「今度、ボクの家でホームパーティーをやるから、ぜひ遊びに来て。よかったら、寿司を握ってよ!」なんて誘われるのは、実はよくあるパターン。もちろん日本に住んだことのある外国人がこのような勘違いをすることはありませんが、ぶっちゃけ、私の出身のドイツには一部「日本人だったら、誰でも寿司が握れる!」と思っている人もいたりします。

ここはちょっともどかしくて、「確かに寿司はニッポンを代表する食べ物だけれど、寿司職人になるには修業が必要で、そしてその修業とは・・・」と説明を試みるのもアリですが、ここは状況を逆手にとって人気者になってしまうのもアリかと。

というのは、「スシが握れるニッポン男子は確実にモテる!」からです。

 

ご安心ください。長年の修業に出る必要はありません。ホームパーティーに「巻きす」を持参し、みんなの前でクルクルっと「カッパ巻き」を作ってあげれば、それはもう立派な「ショー」です。普段はツンとしているクールな雰囲気の美女さえも笑顔になり、ニッポン男子を見る目がハートマークになったりするので、このマジックは本当に不思議です。スシ・マジックとでもいうのでしょうか。

それぐらい「巻きすを取り出して、みんなの前でササッとカッパ巻き」は老若男女のヨーロッパ人がそれはもうビックリするぐらい喜んでくれます。

ドイツのように海が少なく、魚の食文化が本来はあまりなじみがなかった地域ではむしろ生魚よりも、「キュウリを使ってカッパ巻き」「卵を使ってだし巻き卵」などが安心される傾向にあります。日本人としては「新鮮な魚がなくてさびしい」と感じるかもしれませんが、現地ではカッパ巻きでじゅうぶん感動してもらえる、というわけです。

というわけでニッポンの男性諸君、ヨーロッパ方面へ向かわれる方は、荷造りの際、トランクに「巻きす」を入れることをお忘れなく!

 

 

 

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第2回

第3回

第4回

 

サンドラ・ヘフェリン 

コラムニスト。ドイツ・ミュンヘン出身。日本在住20年。 日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、日本とドイツを比べながら「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ)、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ」(ヒラマツオとの共著/メディアファクトリー)、「爆笑! クールジャパン」(片桐了との共著/アスコム)、「満員電車は観光地!?」「男の価値は年収より「お尻」!?ドイツ人のびっくり恋愛事情」(流水りんことの共著/KKベストセラーズ)など計12冊。ホームページは 「ハーフを考えよう!」 http://half-sandra.com/